お正月飾りを
わら綯いから自作するワークショップって
やっぱりかなり難しい?
と、今さらながら思ったのは
予想以上に作業に時間がかかってしまいそうだと確信したからで
これじゃぁランチが食べられない!?
いや~ん、どうするの~~~?
なんて局面はたいそう困るので
ご安心ください!
今回は、わらの下処理は全部済ませておくことにいたしました。
おそらくワークショップ時間内では
下処理についての説明すらきちんとできそうにないので
以下、「稲わらが材料になるまで」を
ここでご紹介いたします。(ご参加予定のみなさま、予習ですよ!!)
①まずはこの画像から。稲刈り後のはざかけの様子です。
ぶらさがっているのが今回使うマンゲツモチです。この状態で2週間天日干しをした後、足踏み脱穀機を使ってぶんぶん脱穀しました。
②脱穀後の稲わらです。お米はきれいにとれています。③さあ、ここからが下処理です。まずは、稲わらについていた「はかま(下のほうの葉っぱ)」をとってすっきりさせました。傷んでいるものや極端に短いものもはじきます。④お次はミゴ抜きです。お米がついていた稲穂の軸の部分をミゴといいます。ミゴは固いのでついたままだときれいに綯うことができません。一本ずつペンチを使って抜き取ります。⑤右はミゴ抜き後のわら(右)。左は抜き取られたミゴです。ミゴは手ぼうきの材料にもなります。⑥いよいよ大詰め、ここで秘密兵器「わら打ち専用の木槌」の登場です。わら束を水に浸してビニールで包み約1時間蒸らします。わらが柔らかくなったところで、この木槌でトントンたたき、わらをしなやかにします。このわら打ちはわら綯い直前に行い、わらが湿っている状態で作業をするとやりやすいです。でも今回は、前日に行いますので、できるだけ乾かないようにして持っていきますね。
と、ここまでくれば、あとはグイグイクネクネ綯うだけです。
時間はたっぷりある(おそらく)ので当日は、みなさまと一緒に、わら綯いを存分に楽しみたいと思っております。